一貫生産体制と多種多様な業界に関われるという点に惹かれました。自社内で製品の製造を最終工程まで行えるのはとても利点が多いです。例として挙げられるのは、低コストで製品の製造が可能であること、製品の完成までがスピーディーであること、問題が発生したときに素早く解決までもっていけることなどです。糸から製品まで製造が可能であるからこそ、衣料、工業、医療など多様な業界と関われるのだと思います。

私は経営企画部で法務を担当しています。法務の仕事内容は、契約書の確認・修正、株主総会・取締役会での議事録作成、印鑑の管理、法務相談などです。特に契約書の確認・修正は、自社に不利益な条項などを見落とさないように慎重に行う必要があります。扱う契約書の種類は売買基本契約書、委託加工契約書、秘密保持契約書、共同開発契約書などがあります。会社の利益と法律の規定のバランスを取ることが法務の仕事であると思います。

契約書の修正点を自分で見つけ出し、考え、実際に修正を行った結果が上司の意見と同じであったときは、自分の考え方は正しかったのだなと嬉しさを実感できます。また、法律を理解することは難しいですが、理解できる点が増えてくると日常生活にも活かすことが出来るので、仕事に取り組む意欲もわいてきます。

将来の目標は「時代の変化に対応できる人材になること」です。これから私達の生活は、技術の向上と共に大きく変化していくと思います。生活の変化に伴って、法律も変化していくことになるでしょう。そのような変化に敏感になり、どのような影響があるのか、どう対処すればいいのか結論を出すことができる人材を目指しています。そのため日々現状の法律の学習、世界情勢を知ること、既成概念にとらわれないことなどを意識しています。

これはセーレングループ全体を通して感じることですが、「危機感を持つこと」を非常に重要としていると思います。経営陣の皆様はよく「生き残る」という言葉を使われます。変化に取り残されず、将来も生き残れる企業になるという意味ですが、そこで重要となるのが「危機感を持つこと」だと思います。会議などに出席させて頂いたときにも「危機感を持つこと」が社員に要求されているのだなと強く感じます。

「決められた期間内にどこまでの成果が出せるのか」という事を意識するようになりました。これは新入社員研修での改善提案や、仮配属後の仕事から感じたことです。「納期から逆算して、計画を立案・実行し、成果を出すこと」が、社会人に一番要求されていることだと考えています。これを意識できるようになったのは、一種の成長だと思います。一方で、仕事を行う上で心がけていることは「丁寧さ」です。丁寧に、段階を追って仕事を行うことが成果を出すことへの近道だと思います。